こんにちは、デザイン・システム室の小川です。好きなタイプはくさ、みず、むし、かくとうです。
皆さんは『Affinity Photo』というソフトをご存知でしょうか?
簡単にいうと写真編集ソフトなのですが、これがまあ便利。
自分はiPad版を使用しているのですが、フォ◯ショにも負けず劣らずの性能です。動作も軽いし書き出しも楽!
今回はそんなAffinity Photoで写真を切り抜く方法についてお話します。
環境
- iPad pro 11インチ
- Apple Pencil 第2世代
動作は大差ないので、デスクトップ版をお持ちの方も参考にしていただければと思います。
準備
今回切り抜く写真はぱくたそ様のものを使用させていただきました。
人間でもアルパカでもなんでもいいのですが、かわいいのでねこちゃんにしましょう。

Affinity Photoで画像を開いたら準備は完了です。

やってみよう
まず背景をざっくり消します。
上部のメニューより、カメラのシャッターみたいなアイコンを選択してください。
これで選択モードに切り替わります。

そうしたらフリーハンド選択ツールでねこちゃんをざっくり囲みます。
他の写真編集ソフトでいわれる「なげなわツール」とほぼ同じです。



次に上部メニューの『・・・』から選択範囲の反転をタップします。

そうしたら一度写真モードに戻り、消去ブラシを選択します。
要するに消しゴムですね。それを使って選択範囲を消していきます。


次にスマート選択ブラシツールで対象をなぞって選択します。だいたいで大丈夫です。


選択できたら下部メニューの右端の調整をタップします。

画面が切り替わって選択範囲外がピンクになり、選択ペンモードのようになります。
ここで細かい毛の部分や境界線が曖昧な部分を選択することができます。
ねこちゃんの身体の毛がモフモフしているところをなぞってみます。
すると……


毛の一本一本きれいに選択できているのがわかりますか?
こんな調子で他の部分も調整していきましょう。
ちなみに、ピンク背景じゃ分かりづらいというときは、プレビューから背景の色を変えることができます。白背景にしたり黒背景にしたり、白黒にしたりして実際に出力される画像を確認しながら調整していきます。



他にも、下部メニューの調整で選択ペン(?)の種類を変えることができます。
「マット」が境界線を自動で検出してくれる選択ペン、「背景」が選択ペン、「前景」が選択消しみたいな動作をしてくれます。

そんなこんなで調節が終わったら書き出しましょう。
下部メニューの出力よりマスクを選択し、適用をタップします。

すると対象がきれいに切り抜かれた状態になりますので、あとは煮るなり焼くなりお好きにどうぞ!

今回は全てAffinity Photoを使用して編集しました。個人的には写真編集が一番簡単なソフトはこれかなと思っております。ちょこちょこアプデされているようですのでこれからの機能追加が楽しみです。
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少しでも興味を持たれた方、ご応募お待ちしております!