たのしくないダークパターン

こんにちは。
デザイン・システム室のです。
皆さんは「ダークパターン」って聞いたことはありますか?
なんだかワクワクするワードですよね。ダークサイドだったりダークテクノロジーなんてワードを見たらついついクリックしちゃいますよね。
今日はそんなダークパターンについて少し話してみようと思います。

ダークパターンとは

サービスを退会したいけどやり方が複雑でよくわからない。
何かおかしいと思ったら「決定」と「キャンセル」のボタン位置が逆だ。
無料のお試しだけしようと思っていたけど期間が終わったら自動更新で有料プランになってしまった。あとなんか模様が黒い。

そうです。これらがダークパターンです。
ユーザにとって都合の良い内容だけをよくみせ、都合が悪い内容は隠したり伝えないようにする。そうしてユーザの意図とは別に誘導するUIのデザイン方法です。

ユーザの幸せを考えながらデザインしているはずなのに、どうしてこのような真逆のことが起きてしまうのでしょうか。
「パンダのめいろ」を解きながら考えてみましょう。
早く解かないとあと10秒で無料体験期間が終了して有料サブスクライブになりますよ!

なぜ起きてしまう?

「簡単」で「短期間」に「CVRを上げられる」からです。
クライアントから「速攻でCVRを上げられるデザインじゃないと報酬の笹は約束できない」なんて言われても、大抵のことには時間がかかります。

「最近SNSを使うのが流行っているじゃない?」
とはいえ、SNSを使えばCVRが上がるわけじゃないですし、そもそも閲覧してくれるユーザの確保の問題もあります。とりあえず使えば良いってもんじゃありません。
企業アカウントなど広報活動をするのであれば、本来の意味でのPR(Public Relations)が必要です。つまり単に企業情報を押し付けるのではなく、ユーザとの関係性を長期的に考え、いかに文化を根付かせるかが必要になります。

あとは、クライアントから直接「こうしてください」と言われた場合ですね。

とはいえ、UIの良し悪しひいてはサービス体験の良し悪しはデザイナーにかかっているわけですから、すんなりと「はい。そうします。」となってはいけないと思います。
事情はあるでしょうが、メリットとデメリットを伝えた上でよりよいデザインを提案できるようにならなければなりません。

ちなみに先ほどの10秒で有料サブスクになるというのは嘘です。
パンダのめいろに挑戦した方ならなんとなくわかるかもしれませんが、ダークパターンを使うデメリットはたくさんあります。
こんなのもうやりたくないと思うはずです。10秒なんて言われたら焦りますし、そもそも有料サブスクライブの話なんて聞いていません。

それ以外にも一般的に存在しているダークパターンの事例から考えると以下のようなデメリットが考えられます。

  • 騙されたと思うユーザから返品/返金のお問い合わせが多くなる(実際ほぼ騙してる)
  • お問い合わせが多くなることによる対応コストの増加
  • ユーザからの信頼度が下がることによりサービスの評判が悪くなる

つまり短期的には、比較的楽によい思いをできても長期的に考えた場合にはデメリットが増えてくるということですね。
もちろんメリットがデメリットを上回る場合もありますが、あまり健全とはいえないでしょう。
金儲けにそんな甘いことを言えるか!と言われるかもしれませんが、私が使っているサービスがそうなっては欲しくないのでこのような内容で書いています。

まとめ

デザインするということは見た目を変えるだけではなく、それよりも大きな影響を持ちます。
それらを念頭にデザインの提案、実装を行いましょう。
当たり前のことですが、使われるサービスというのはユーザにとってメリットがあるからだということを忘れてはいけません。その上でより幸せに、快適に利用できるUIを設計できるようになりたいものです。
自戒を込めて。


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